原作は紀元前4世紀の彫刻家プラクシテレスとされます。この彫像はそれのローマンコピー(模刻)で、1651年に南仏アルルで発見されるまで眠っていました。「アルルのヴィーナス」と呼ばれる所以です。

1683年にアルル市から太陽王ルイ14世に献上され、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間に置かれました。

その際、彫刻家フランソワ・ジラルドンによって、欠損していた両腕が補刻されました。
ヴィーナスのアトリビュートたる林檎や鏡も追加されました。
その後、フランス革命時に接収され、ルーブルにやって来たのです。
このヴィーナスが歩んだ道程は美術史そのものと言えるでしょう。


















