
ミケランジェロが生涯で四体手がけた「ピエタ」のうち、二番目に着手されたものです。
正確な制作年代は明らかになっていないが、1547年〜1548年に着手して1552年〜1553年まで制作を続けていたことはほぼ間違いのないこととされています。
この頃には肉体の衰えも顕著になり、自身の死をも意識せざるをえなくなっていたミケランジェロは、自分の墓所に飾るために約半世紀ぶりにピエタの制作へ挑みました。
しかしこの作品はミケランジェロ自身の手によって壊され、未完成のまま残されることとなりました。
ミケランジェロはこの作品にみずからハンマーを打ち下ろし、イエスの左の手足とマリアの腕が壊されたのでした。
後に修復が施され、1721年にサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に移転されました。
この作品には4人の人物が描かれています。
十字架から降ろされたばかりのイエスの遺体(中央)、ニコデモ(上)、マグダラのマリア(左)、未完成のままの聖母マリア(右)です。

















































