《槍を持つ人 Doryphoros of Polykleitos》|彫刻画像(ナポリ国立考古学博物館)
2022年の東京国立博物館「ポンペイ」展に、ナポリの至宝がやってきました。《槍を持つ人 Doryphoros of Polykleitos》、ナポリ国立考古学博物館(Museo Archeologico Nazionale di Napoli)所蔵の作品です。

オリジナルはポリュクレイトスのブロンズ像「槍を持つ人(ドリュフォロス)」です。

ポリュクレイトスは紀元前5世紀から4世紀にかけて活動したギリシャ古典期の大彫刻家です。

しかしポリュクレイトスのオリジナルは一つも現存しておらず、この作品はローマ時代の模刻です。失われたオリジナルのブロンズ像は紀元前440年頃に鋳造されたと考えられていますが、現在では後世(主にローマ時代)の大理石の複製のみが知られています。

片脚に体重をかけたコントラポストの姿勢で作られた初期の作品とされます。そのため、この象徴的な『ドリュフォロス』は古代美術の様々な分野に大きな影響を与えました。

ポリュクレイトスの『ドリュフォロス』は、古典古代ギリシャ彫刻の中でも特に有名な作品の一つで、がっしりとした体格で筋肉質な戦士が立ち、左肩に槍をバランスよく担いでいる姿を描いています。

ナポリ国立考古学博物館所蔵の『ドリュフォロス』は、数ある同作のローマンコピーの中でも、きわめて保存状態の良く、必見の重要作品です。




この続きはcodocで購入