
傷ついた若い兵士の彫刻です。紀元後2世紀の作品です。
またの名を「ファルネーゼの剣闘士」と呼ばれています。
若く美しい兵士が傷つき、脇から血を流しています。
完璧な肉体美を持つ男性が傷つく姿は、古代から好まれたテーマのようです。
自分はこういったやや倒錯した美の世界を、三島由紀夫の「仮面の告白」で初めて知りました。
「仮面の告白」で、主人公はグイド・レーニ描く傷ついた聖セバスチャンの姿に欲情します。
最初読んだ当時はピンときませんでしたが、海外旅行に行くようになって、レーニの作品や古代彫刻やミケランジェロの作品に触れていくうちに分かってきました。
頭で理解するというより、その官能美に本能で呑み込まれた感じです。



































